JIYUDAが生まれた経緯
この“JIYUDA”が生まれた背景には、現代社会に生きる自分たちへの疑問がありました。
日々「メディアやネット」のあらゆる情報に振り回され、それを確認することなくなんとなく信じてしまう自分。
「友人や同僚の多く」がSNSの話で持ちきりだから、ついていけるように毎日満遍なく投稿をチェックする自分。
そして新型コロナ禍でマスク社会となったいま、「みんな」のようにとりあえずマスクしとこうかと思う自分。
あれ、みんなみんなって、私は私なのにどうして。
自分らしくありたい。
そう気づき、もっと自分らしくいることを決めた瞬間カラダから力がみなぎりました。
この世界には、私と同じように「周りと違う自分がいい」もしくは「自分らしくありたい」けど、後押しが必要という人がいるのではないか。
だとしたら私に何ができるだろうか。
この思いが、縛られないJIYUDAを生み出すきっかけとなりました。

JIYUDA誕生までの苦悩
2020年7月。プロジェクトが動き出しました。
そもそも「自分らしい」って何だ?まずはその定義から意見を出し合いました。
議論する中で、次第に私たちの本当のビジョンも見えてきました。
自分の好きなこと、好きなものに触れている時は、今現在の自分らしい楽しいひと時ですが、私たちはその先も重要だと思いました。
今の楽しさに留まらず、自分に秘められた魅力を開花させ、今まで知らなかった自分にときめく。これを創っていきたいと思いました。
そしていつも身につけるもので、このビジョンを体現するプロダクト作成に取りかかります。
もともと、いちエンジニアが3Dプリンターで作成したものがJIYUDAの原型です。
最初は顎につけるバージョンから始まりましたが、人間工学的思考をもったデザイナーの観点から他の形を模索することに。
開発ポイントは3つあり、「フレーム」についてがその1つ目です。
あらゆる顔の位置でどんな動きをしても外れにくい「頬骨の最上部」がベストということになりました。
人により顔型は異なります。
試作品を手に、美容師や柔道整復師、教員やサービス業のスタッフなどあらゆる職種の男女にヒアリングし、フレームの付け心地の改善ポイントを洗い出しました。
ミリ単位で試作を作り直すこと47回。ようやく、どんな仕事をしていても、どんな動きをしても様々な日本人の顔型にストレスなくフィットし、外した後も着ける前と変わらない印象を与えるフレームができました。
ポイントの2つ目が、「纏う生地」についてです。
着けている感覚を忘れるくらいに軽さを重視したため、素材はポリウレタンで決定しました。
デザインは、「さりげない主張」というコンセプトのもと、既存にありそうでない斬新さを表現すると同時に、柔らかい素材でいかに形状を維持できる形状にするかということがテーマとなりました。
このテーマは思った以上に難しく、型を作成してはいろんな人に試してもらうなどトライ&エラーの繰り返しでした。
そして最後のポイントがパッケージデザイン。
もともと、物の新しい観方や楽しみ方を模索すること好きだった私たちは「アート」を愛好しており、今回のプロジェクトにアート性を内包させる重要性を感じていました。
妥協せずこだわり抜いた結果、「紐から解放される」とう体験を表現するグラフィックや、ジュエリーボックスを彷彿させるようなパッケージの形状を用いることにしました。
「エンジニアリング×アート」。別次元のものを掛け合わせることで、ようやく他にはないプロダクトへと象られました。
JIYUDAをつけると、自分自身を見つめ直し、もっと新しい自分を模索したくなる。
これがようやく形になったんです。
新たな自分。個性あふれる世の中。
もっともっと素敵な世界を創っていくんだ。
強い祈りが込められたJIYUDAの誕生です。
”JIYUDA”のこれから
JIYUDAを纏うことで、常識にとらわれない斬新な考えが生まれたり、今までにない自分や世界を見つけられたりする未来を目指しています。
インドアな性格だったけど、外に出たら新しい趣味ができた。
普段の受け身の恋ではなく、追う恋に挑戦し素敵な人と付き合えた。
会社から独立し、自分のやりたい仕事だけで暮らせるようになった。
どんな形でも良い。JIYUDAをきっかけにいろんな自分を見つけて、わくわくしたり、胸がときめいたり。そんな人々でいっぱいになる世の中にしていきたいです。
そして、JIYUDAとしてもエンジニアリングとアートを掛け合わせることで、
全くの新しいもの、あるいは今までありそうでなかったものを生み出していきます。
The JIYUDA Project has just started.
わたしがわたしらしく生きる。
それが当たり前の世の中に。
